ジワジワと人気上昇中のアーミー・ハマーという俳優さんをご存知ですか?
最近では、ジョニー・ディップとの共演で『ローン・レンジャー』で主演を果たしましたが、共演のジョニー・ディップのオーラが強すぎて霞んでしまいました。
また、2007年に企画された『ジャスティス・リーグ』では、バットマン/ブルース・ウィン役を勝ち取るも、その映画の企画自体が頓挫してしまうなど、不運もありましたが、ネガティブにならず勢力的に活動を続けることで最近では立て続けにオファーが舞い込んでおり、若手注目株ナンバー1の俳優です。
これをお読みいただいた機会に、ぜひ、アーミー・ハマーの作品に触れてみてください。
必ず彼のファンになり、彼の全ての作品を見直したくなるはずです。
品のある演技の素質を持ち合わせて、背が高く、イケメンの上、これでお金持ちなんて言ったら、神様の贔屓じゃないかと疑いたくなりますが……
アーミー・ハマーさまは、父親と祖父がいくつもの会社を経営する社長様で、なんと曽祖父にいたっては石油王のアーマンド・ハマーなんです。
生まれ持っての文句なしの御曹司として生を受けた人だったのですね……。
やっぱり、世の中は不公平にできているのですね……と、愚痴をこぼしても仕方在りません。
そんなハマーさまですが、日本的に言えば、
なんとも腰が低く、気取ることもなく、脇役も一生懸命とこなす努力家で、業界からもとても評判のよい人のようです。
数々の主役級の作品に出演しながらも、『ノクターナル・アニマルズ』では、アンサンブル出演をこなすなど、その真面目さは見上げたものです。
そんなハマーさまが出演している作品を5作品ピックアップしますので、最後までゆっくりとお付き合い下さい。
合わせてAmazonでの発売中のDVDなどの情報もまとめてお伝えしたいと思います。
最後までお楽しみ下さい。
ソーシャル・ネットワーク
《おすすめのポイント》
2010年、この映画ほど映画界を揺るがした作品はほかにはなかったでしょう。
数々の賞を受賞し、高い評価を受けました。
そして、今活躍中の若手俳優たちの豪華な共演など、話題の多い作品でした。
アーミー・ハマーもこの作品に出演、トロント映画批評家協会『助演男優賞』受賞、シカゴ映画批評家協会『有望俳優賞』ノミネートという実績を得て、実力派俳優の仲間入りを果たしています。
役柄は、主人公マーク・ザッカーバーグの友人であり双子の役を演じます。
双子が同時に登場するシーンでは、弟テイラー役をジョシュ・ペンスが演じて、CGIでハマーの顔を貼り付けてあります。
また、ボート競技の双子のチャンピオン役ということで、ハマーはボートの左右側それぞれを漕ぐ技術を習得したということでも高い評価を受けています。
やはり真面目で努力家なのですね。
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DVD:ソーシャル・ネットワーク
Blu-ray:ソーシャル・ネットワーク [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ, アンドリュー・ガーフィールド, ジャスティン・ティンバーレイク ,アーミー・ハマー, マックス・ミンゲラ
上映時間:120分
Amazon 売れ筋ランキング: DVD -7,154位(DVDの売れ筋ランキングを見る)
《ストーリー》
日本でもお馴染みのSNS、Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグの半生を描いた映画です。監督は鬼才デヴィッド・フィンチャー。
Facebook立ち上げに至るまでの回想シーンと現在進行中の訴訟手続のシーンを交互に描くという手法で展開します。
2003年の秋、ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグは、恋人にフラれた腹いせに学内のデータベースをハッキングし、女子学生たちの人気投票ランキング・サイトを作ります。
サイトは瞬く間に話題となり、アクセスが集中し、立ち上げからわずか4時間で大学のサーバーをダウンさせてしまいました。
マークは半年間の保護観察処分を受けることになり、大学中の女子学生から嫌われ者の烙印を押されます。
そんなマークの元にボート部に所属するエリート双子学生キャメロンとタイラー(アーミー・ハマー)がやってきて、ハーバード大学の学生専用コミュニティサイトの制作を依頼します。
親友のエドゥアルドと共に学内で友人を増やすためのサイトを立ち上げます。
サイトは瞬く間に学生たちに広まります。
マークはこれをさらに発展させ、新たなソーシャル・ネットワーキングの制作を始め、2004年Facebookが誕生することになる。
そして、そのネットワークは改良を重ね、他大学へも次々と開放してゆくことなる。
やがて、彼のサイトはNapsterの創設者ショーン・パーカーの目に留まり、やがて巨大ビジネスとして進んでいくことになる。
白雪姫と鏡の女王
《おすすめのポイント》
白雪姫役に若手人気女優リリー・コリンズ、鏡の女王役に大女優ジュリア・ロバーツ、そして、白雪姫に惚れる王子役にアーミー・ハマーという昔から伝わる白雪姫の物語なのですが……
ジュリア・ロバーツがヒールを演じることで、さぞかしダークな映画ができると思いきや、これがハチャメチャなノリの映画!
でも、面白い、しっかりしている映画なのです。
そして、王子役のアーミー・ハマーもここでぶっちゃけ感がスゴイ。
この作品で、一皮むけたような気がします。
この作品でさらに役の幅が広がったことに間違いはないでしょう。
物語はよく知られているものですが、悪ノリやアクション、ユーモアを加味することで、ここまで夢中になる映画ができるのかと感心する作品です。
これは一見の価値ありのオススメ作品です。
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DVD:白雪姫と鏡の女王 (吹替版)
Blu-ray:白雪姫と鏡の女王 コレクターズ・エディション [Blu-ray]
キャスト:ジュリア・ロバーツ, リリー・コリンズ, アーミー・ハマー
上映時間:106分
Amazon 売れ筋ランキング: DVD -22,081位(DVDの売れ筋ランキングを見る)
《ストーリー》
国王である父を亡くした白雪姫、強欲な継母である女王によって幽閉されたまま育ちます。
やがて白雪姫は外の世界に憧れを抱くようになっていきます。ある夜の仮面舞踏会に姫は紛れ込み、アルコット王子(アーミー・ハマー)と恋に落ちます。
しかし、女王は王子の国の財産を狙って政略結婚を企んでいました。
当然、邪魔になる白雪姫です。
女王は側近の者に白雪姫を森に連れて行き殺すように命じます。
なんとか難を逃れた姫は七人の小人と出会います。彼らと共に生活をしながら、剣術などの戦う知識を学んでいきます。
やがて、女王の贅を尽くした生活のために国民が苦しめられている事実を知り、国民を救うために、そして、愛する王子を取り戻すため、女王に立ち向かうのです。
と、皆さんのご存知の物語なのですが、とにかく面白く仕上がっています。
最近、面白いことなないなぁ、とお嘆きの貴方、ぜひ、ご覧ください。
ローン・レンジャー
《おすすめのポイント》
1930年代にラジオドラマ、50年代にはテレビドラマ化、劇場映画版などで人気を博してきた往年のヒーロー西部劇の再映画化。
主人公のローン・レンジャーをアーミー・ハマー、先住民である相棒トントを超大物俳優ジョニー・ディップが演じます。
監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァービンスキー、配給がディズニーときたら、ヒット間違いない……ところが興行的には大コケでした。
製作費は膨れあがって、250億ドル。
公開時の興業収入はたったの8600万ドル……ハリウッドでは収益を上げるためには製作費の3倍の売上が必要と言われています。
となれば、この結果は頭が痛くなりますね。
当初は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のようにシリーズ化を目論んでいたようですが、その企画もすっかり消えてしまいました。
では、面白くないのか?
といえば、いえ、結構面白く、撮影もしっかり、アクションも見応えのある作品となっています。
では、なぜコケてしまったのでしょう?
主演を務めるアーミー・ハマーとジョニー・ディップの見解では、撮影が始まる前からの評論家によるネガティブ・キャンペーンが原因とのこと。
撮影前から、この作品は失敗だという意見がSNSで拡散されてしまったのです。口コミとは恐ろしいものですね。
そして、本来ならタイトルである『ローン・レンジャー』が主役であり、売り込まなければならないところをジョニー・ディップ演じる相棒トントに注目が集まり過ぎてしまったことも原因かも知れません。
ビッグ・ネーム過ぎたのですね。
しかし、作品自体はよくできています。
舞台を取り巻く様々なアイテム、衣装、時代背景、CGなど、手抜かりのないよい作品です。
ぜひ、多くの方にご覧頂きたい作品です。
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DVD:ローン・レンジャー [DVD]
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キャスト:ジョニー・デップ, アーミー・ハマー, トム・ウィルキンソン, ウィリアム・フィクトナー, ヘレナ・ボナム=カーター
上映時間:150分
Amazon 売れ筋ランキング: DVD -8709位(DVDの売れ筋ランキングを見る)
《ストーリー》
1960年代の北米、街にある移動遊園地から始まります。
黒いマスクを付けた一人の少年が遊園地内をぶらつき、目に留まった博物館のようなアトラクション内に向かいます。
(……おや? 西部劇にしては時代背景が違わないか? と、思いながら観続けます)
少年は興味を惹いた一人の年老いた先住民の人形の前で立ち止まります。
その人形を見つめる少年がマスクを外します。
すると……
「マスクは外すな」と、人形が喋りだしたのです。
驚く少年、実はその人形と思われていた先住民は、どうやら本物の生きた人間だったのです(……多分)。
そして、その老いた先住民は、自分がローン・レンジャーの相棒であるトントであることを打ち明け、少年から落花生のおやつをもらい、自身の昔話を語り出します。
そう、この物語は老いた先住民が(1930年代の)昔話を少年に語るという設定だったのですね。
そのころアメリカ西部では無法者や犯罪者たちがはびこり、世は荒れていました。
市民にとっての唯一頼りになるのは、レンジャーと呼ばれる組織だけ。
そして、大陸を横断するべく鉄道網が敷かれる最中でもありました。
社会が変革していく真っ只中だったのです。
その敷かれたばかりの鉄道に列車が走り街に向かっています。
その列車にはレンジャー部隊に捕まり、法の裁きを受けさせるためのキャヴェンディッシュ、同じく囚われている先住民のトント、そして郡検事のジョンが乗り合わせていました。
トントは積年の恨みを晴らすためキャヴェンディッシュを殺すことだったのですが、列車内にはキャヴェンディッシュの仲間が潜んでおり、逃がしてしまいます。
それを知ったトントはキャヴェンディッシュを追いかけようとするも、正義を貫くジョンに邪魔され、逆にキャヴェンディッシュに囚われて鎖で繋がれてしまいます。
キャヴェンディッシュは列車の操縦士を殺害し、アクセルを全開し暴走させた上、自分は列車から馬へ乗換えて逃げます。
二人は鎖でつながったまま、トントは逃げようとしたのですが、ジョンは乗客を助けるため車両を切り離そうとします。
列車は暴走を続け、まだ線路を敷いていない所まで目の前……。
コードネームU.N.C.L.E
《おすすめのポイント》
まず初めにお伝えしたいのは、この作品……非情に面白い。
しかし、興行的にはやはり失敗に終わっています。
アーミー・ハマーは作品自体には恵まれているのですが、どうも興行的に受けないものになっていまっているようです。
なぜ、この作品が興行的に受けなかったのか?
それはやはりタイトルでしょう。
この作品は、1960年代に大ヒットしたテレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイク版だったのですが、そのことが全く周知されていませんでした。
もっと、スパイ・アクション・テレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイクということを大々的に宣伝しておけば、世のお父様方の動員を稼げたはずでしょう……続編ありきの終わり方だったので、う~ん、非情に残念です。
舞台のシチュエーションもしっかりしており、当時を忠実に再現した時代背景などは、それだけでも感慨深いものです。
ぜひ、世のお父様方に観ていただきたいものです。
主演は、ナポレオン・ソロ役を『マン・オブ・スティール』でスーパーマンを演じたヘンリー・カヴィル、そして、相棒のイリヤ役にアーミー・ハマー。
そして、ヒロイン役では『エクス・マキナ』でAIロボット演じ一躍スターダムになったアリシア・ヴィキャンデル。
監督は『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー。
これで面白くないわけはないのです。
ぜひ、ご覧頂きたいと思います。
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キャスト:ヘンリー・カビル, アーミー・ハマー, アリシア・ヴィキャンデル, ヒュー・グラント, エリザベス・デビッキ
上映時間:123分
Amazon 売れ筋ランキング: DVD - 8,675位(DVDの売れ筋ランキングを見る)
《ストーリー》
時は第二次世界大戦後、ドイツが東西に分裂、鉄のカーテンがヨーロッパを分断、ソ連に核兵器、アメリカでは核実験など、戦後から冷戦に突入したころ。
元天才的犯罪者で、その頭脳と才能をCIAに買われ、今やアメリカのスパイとなったナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)がベルリンの国境を越えます。
目的はシュミット=通称ギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)の父親と接触するため。
ギャビーの父親は、原子爆弾製作の知識があり、それ知ったナチス残党がテロ組織と組んで、父親を拉致。
それを救出するためにソロがやってきたのです。
ところが、同じ目的でギャビーに近づいたもう一人の男、ロシア人のイリヤ・クリキン(アーミー・ハマー)。
イリヤはソロを殺害するために執拗に二人を追います。
ところが冷戦状態で敵対するこの二人がギャビーの父親を救出し、原爆製作の阻止をするために手を組むことになります。
アローン
《おすすめのポイント》
確実にキャリア・アップをしているアーミー・ハマーが臨んだ作品『アローン』。
メガホンをとったのは、今作が長編デビューとなる、ファビオ・レジナーロ、ファビオ・グアリョーネのW監督。
実生活が石油王の御曹司であるアーミー・ハマーがかつない過酷な撮影に挑みました。演技の幅も広がり、彼の今後の活躍が期待できる出来となっています。
人気のない砂漠で地雷を踏んでしまい、たった一人で救助を待つという、かつてない過酷なシチュエーションスリラー。
救助が来るまで、なんと52時間!
しかし、その後、17時間追加されるというとんでもない試練。
場所は密室ではなく、永遠に広がる砂漠地帯、少しでも動けば爆発してしまうという状況。
現実と幻が交錯しながらも生きることを捨てない主人公の姿に共感します。
ただ、残念なのは、題名は原題『MINE』の方が良かった、と観た人皆が思うはずです。
《ストーリー》
狙撃ミッションに失敗したマイクとトミーは、逆に敵に追われることになり、砂漠地帯へ逃げます。難を逃れたものの、見渡す限り砂漠、何時間も歩き続け、村まで2時間の位置までたどりつきましたが、なんとそこは地雷原の真っ只中。
慎重になるマイクに対して、トミーは脳天気。
大丈夫だと言って進む中、地雷を踏んでしまい吹き飛ばされます。
トミーを救おうと進むマイクも地雷を踏んでしまい、身動きが取れなくなります。
トミーの両脚は吹き飛んでしまいましたが、死んではいません。
痛みに耐えきれず、苦しみもがくトミーは、自らの額に拳銃を向けます。
目の前で親友を失ったマイク、無線機はトミーが持っていますが、吹き飛ばされたトミーの体には手が届きません。
靴紐とトマホーク型ナイフを使って無線機を引寄せるも、なんとバッテリー切れ。
そこで自身の持っているソーラー充電器を使いますが、すぐには充電されません。
やっと通電し、救出要請をするも、救助に行くまでには52時間を要するとのこと。
絶望しかけていると、そこに砂嵐が押し寄せます。吹き飛ばされないように、ライフルを立てて体を固定し、砂嵐が通り過ぎるのを耐えます。
堪え忍んで嵐が通り過ぎるのを待ち、視界が開くと、無線機は飛ばされ、代わりにトミーの遺体がすぐすばに横たわっています。
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