『アンダー・ザ・ドラマ』のマイク・ヴォーゲル主演のミリタリー・アクションドラマ。
舞台はシリアのダマスカス北部。国連部隊の基地内医療班。多くの民間人が治療を受けています。そこで働くアメリカ人女性医師キンバリー・ウェルズ通称キム。
#1『医師の奪還』
キムが車で帰宅中、運転手が突然逃亡。そこにテロリストが! キムがさらわれる様子を夫が電話で確認。コワいわ~。ここまでが前フリ。
クレジット【米国の防衛を担う2つのグループがある。ワシントンDCで情報を解析する分析官と 現地で敵と戦う特殊部隊の面々である】
舞台は、ワシントンDCの“米国防情報局DIA” 午前3時35分。副長官のパトリシア・キャベル(アン・ヘッシュ)のもとに一本の電話が入ります。
女優アン・ヘッシュは映画『6デイズ/7ナイツ』で、ハリソン・フォードと共演して話題になりましたね。アクションもでき、コメディタッチの演技も様になっていました。今作では、一人息子が戦死したばかりのリーダー役を務めます。
「米国民への攻撃は許さないと断固たる決意を示す」と彼女は士気を高めます。
ミッション・コーディネーターのハンナ・リベラ(ソフィア・ペルナス)、異文化専門家ノア・モーゲンソー(テイト・エリングソン)がDIAに到着。キムが誘拐される音声が流されています。
早速キム奪還の作戦が開始されます。とっても速い展開で、ワクワクします。
トルコ・インジルリク基地、米特殊部隊。陸上部隊指揮官アダム・“トップ”・ダルトン大尉(マイク・ヴォーゲル)が呑気に犬とじゃれ合っています。そこにキャンベル副長官から連絡がはいります。
そして、後方支援担当エゼキエル・“プリーチ”・カーター上等兵曹、エージェントのアミール・アッライサーニ、衛生兵ジョセフ・“マックG”・マクガイア軍曹、スナイパーのジャスミン・“ジャズ”・カーン軍曹が招集されます。
この5人が特殊部隊です。う~ん、覚えられるかな? それはともかく出撃です!
DIAでは、交渉時間を引き延ばすためキムを社会的地位が高い人物にするための偽装工作が行われています。さらに携帯の通信データからキムの運転手を捜し当てました。
誘拐場所の特定もされ、ヌスラ戦線の支配地であることを突き止めます。このテロリストは、交渉には応じずアメリカ人を捕らえたら首をはねるだけ、とのこと。コワい。
DIAは、ヌスラのリーダー、バグダディを襲撃しており、その報復とすれば、キムの命の猶予はわずか72時間と推測。
部隊は現場に到着。敵地のど真ん中です。早速情報を収集します。運転手のアパートを突き止めた部隊は、アミールとジャズを中へ侵入させます。すると、銃声。どうやら運転手が殺害されたようです。
運転手を殺したのは、アブ・アラクティム。後を追うトップ。そして、強硬手段で身柄を確保。とっても速い展開です。
そして、アミールをテロ・グループの一味と偽っての芝居を打ちます。アミールの芝居に食いつくアラクティム。そして、二人で逃亡開始。すかさずスナイパー・ジャズがアラクティムを射殺。う~ん、展開が速い!
一方、人質となっているキムはアジトから連れ出されます。その先導者バグダディの妻。行き先はなんと病院。トップ、アミール、ジャズは病院の中に潜入。どうやらキムが誘拐された理由は、バグダディの手術をさせるためのようです。
副長官パトリシアに長官からの指令が出ます。「確実にバグダディを殺害しろ」と。作戦はキム奪還からバグダディ殺害に変更されました。米国は冷たい。そして、部隊は米国軍と知られてはならないというさらに冷たい指令。
しかし、トップはキムは必ず救い出すと宣言します。カッコいい。トップは拳銃やナイフを持ち込み、堂々と正面から病院内へ。そして、捕まる・・・・・・当然です。でも、これも作戦の一部なのでしょうか。
別室に連れ込まれたトップは持ち物検査をされ、プラスチック爆弾まで出てきます。そこにジャズが来て、敵をボコボコに! そして、バグダディの妻をおびき寄せ、キムの解放を要求。
バグダディの手術が終わり、トップが薬を使い妻を気絶させます。そして、キムを奪還。なかなか緊迫するシーンです。しかし、指令はバグダディ殺害。
トップはキムを仲間に預け、病院に戻ります。車に乗り逃げるバグダディたち。しかし、トップは気絶させた妻にプラスチック爆弾を仕掛けていました。バグダディ殺害作戦成功。
作戦が成功し、トルコの砂浜で地元の子どもたちとサッカーに興じる部隊の面々。ところが、そこに一台の車が・・・・・・。えっ!?
もう最終回?
こりゃあ、疲れる1時間でした。なかなかの緊迫したドラマでした。これが毎週続くのですね。大変だ。
#2『狙われたCIA調査官』
初回ラストでいきなり、テロ・グループの自爆に巻き込まれたかのようなエンディングを迎えましたが、続きはいったいどうなったのでしょう。
ウクライナ、スベルドロフスク。一人のアメリカ人女性をカメラが追います。彼女は尾行を気にしているかのように進みます。そして、入った建物はCIAの秘密拠点。彼女はCIAの捜査官だったのですね。
ところが、その基地内にいる職員の姿が見受けられません。床に倒れる職員の面々。どうやら基地は襲撃に遭ったようです。そこに敵が! 狭い基地内で再び銃撃戦が始まります。
彼女は腹部に被弾。ここまでが前フリ。
トルコ、インジルリク基地。ブレイブの面々が蹄鉄投げに興じています。あれ? 前回の回収は? 会話の中で、ビーチでの爆破テロの話題が! しかし、特に掘り下げた話題はありませんでした・・・・・・。これで伏線回収なのでしょうか?
そこに緊急連絡の信号がなります。キャベル副長官からです。ウクライナに飛ぶように指令が出ます。前フリの事件ですね。
事件の詳細は、CIA捜査官キャシー・コナーがSOSを発信・・・・・・それだけ。そして、公式に非公式な秘密任務というもの。
テレビ番組だからしょうがないのですが、一行はもう数秒後にはウクライナです。そして、簡単にキャシーを救出、レ利コプターに。前回に増して早い展開です。あら、簡単なミッション・・・・・・なワケないですよね。
キャシーを乗せたヘリコプターは銃撃され、墜落。しかし、墜落シーンは映らず。予算の関係でしょうか? テロ・グループの目的は、CIAの情報よりもキャシー・コナー自身のようです。敵は墜落地で、キャシーを発見、連れられていきます。
しかし、キャシーは強い。運ばれている途中で敵と戦うタフな姿を見せてくれます。これならブレイブはいらないのでは?
DIA本部では、キャシーを襲ったグループの身元を解析。それはロシア対外諜報庁(SVR)の強者たち。リーダーは冷酷非情な大物ズバロフ。しかし、キャシーをさらった意図が不明。
現地ではズバロフが、キャシー・コナーを標的と言って、部隊にハッパを掛けています。ブレイブはその様子を隠れて見ていますが・・・・・・撃てよ! と思ってしまいます。
トップは現地の親ロシア派武装勢力に反感を抱いている者を見つけ、キャシーが逃げた方向の情報を得ます。
DIA本部に新キャラ登場。CIAの長官ニールケニグ。彼はロシア軍総局長のグレイビッチ将軍をキャンベル副長官に知らせます。15年間もCIAに協力してスパイ活動している人物です。その現地での補佐役がキャシー・コナーという訳だったのですね。
ズバロフは、グレイビッチに不信感を抱き、身辺を調査。その過程にキャシー・コナーが・・・・・・。そして、キャシーを拉致し、グレイビッチのスパイ活動を立証しようとしたのでしょう。
そうなれば、CIAにとってもロシアへのスパイ活動が退路を断たれてしまいます。完全なトップシークレットだったのです。っていうか、こんな若い女性捜査官にそんな重大な任務を任せるものなのでしょうか?
副長官はトップに、キャシーが捕まれば世界のパワーバランスがひっくり返ってしまう、と警告します。そして、ブレイブは罠を承知でキャシー救出のためモスクワの廃倉庫に向かいます。
そして、罠を突破し、相手の携帯電話をゲット。これで相手の態勢と規模を把握することができました。しかし、本部がキャシーの居場所を突き止めない限り行動を起こすことができません。ここで耐久戦と推理戦・・・・・・なかなか面白い展開です。
キャシーは市街の女性専用浴場に隠れたもよう。ジャズが侵入を謀ります。そして、キャシーを発見。しかし、そこにズバロフ率いる武装勢力もやってきます。トップ達が動きます。そして、敵の車を乗っ取り、救出成功。
しかし、ウクライナから脱出するのは至難の業。果たしてどう脱出するのでしょう。トップは本部にも分からない巧妙な作戦を立てます。倉庫を爆破させ、敵を集め、その間にヘリコプターを着陸させ部隊を撤収させます。ミッション・コンプリート!
#3 『愛しの情報屋』
鉄条網を乗り越える男の姿。部隊はメキシコ、カボルカ。そして、さらに鎖を切り、立ち入り禁止の鉄塔の下へ進み、配電版を開ける。そして、配線を操作し、数字で暗号を読み上げます。
その数字は、ワシントンDCのペンタゴンに送られています。国防総省では、幹部たちがその暗号を聞き入ります。送信主は現地のエージェント、ウーゴ・ヴァルケス。
暗号内容は、「レイナー・ブースがメキシコに2日間滞在する」とのこと。そのレイナー・ブースとは、ブラックリストのトップにある武器商人。ベルリンの爆破事件、ロンドンの地下鉄テロに関与している男。
ビジネスの相手は、ISIS、アルカイダ、ハマスというそうそうたるもの。幹部たちはレイナーを殺害するか生け捕りにするかの判断を迫られます。しかし、パトリシアはどちらにも反対と意見します。
パトリシアの意見は、生かしたまま盗聴を続けるのがベストであるという。そこでブレイブの出番です。ここまでが前フリ。
ブレイブ一行は、アメリカとメキシコの国境に飛びます。そして、ヴァルケスと合流、現地のアジトに向かいます。
そして、ブースがメキシコで2件の取引をする情報を得ます。それをDIA本部で聞いたハンナの様子が変わります。いったい何が気になったのでしょう。どうやら取引相手を二人とも知っているようです。いったい過去に何があったのでしょう?
ノアはハンナが動揺していることを察知し、任務を外れるように助言します。今回はハンナに注目の回のようです。
ノアはパトリシアの元に行き、ハンナの様子を報告します。ハンナはメキシコで今回の取引相手ウルズア・マーチンに殺されかけた経験があるようです。しかし、パトリシアはハンナが壁を乗り越えることに期待し、支え合おうと答えます。日本の企業とは違いますなぁ。
パトリシアのデスクには、ハンナのカルテが・・・・・・。彼女の背中にはひどい傷跡が残っています。これがトラウマになっているのでしょう。
ブレイブ隊は、ホテルの外で車に爆弾を仕掛け喧騒に紛れてブースの携帯をすり替えるという作戦を立てます。
そして、実行のときがきます。しかし、意外にもブースは携帯を壊して捨ててしまうのです。突拍子もない行動でブレイブの面々も驚きを隠せません。
ブースは病的なほど盗聴に警戒する男でした。ありとあらゆるものをすぐに取り替えるのです。DIA本部では、ブースが取り替えることがないものを推理します。
ブレイブ一行は、ソフィアは数ヶ月前にDIAの情報屋になったばかりの女性ソフィアにコンタクトをとります。ソフィアはヴァルケスの幼馴染みで、今はブースの愛人として潜入しています。
ソフィが美容院に入り、ジャズが店員として接触します。そこにブースがやってきます。作戦は中止です。直前にネックレスを常に身に付けているという情報を得ます。そして、画像の入った携帯電話を渡されます。いや~、ヒヤヒヤしますねぇ。
取引が済んだブースは隠れ家に移動します。ブレイブは強盗団の扮して、ブースの車を挟み撃ちし強行策に出ます。そして、まんまとネックレスをすり替えます。これで任務完了。あれ、とても簡単に遂行し、ポカンとしてしまいましたが、放送時間はまだたっぷりあります。これはまだ一波乱ありそうですね。
DIA本部も作戦が完了したことにホッとしていますが、ハンナはウルズアを殺さない限り気持ちが晴れないと言います。
ブースの会話はDIA本部で盗聴中。襲撃犯はソフィアに関係あると部下から進言がありました。情報を漏らしたのはソフィア以外考えられないというのです。あぶねぇ、ソフィア。
ハンナとノアはソフィアの危機を察知しますが、パトリシアは留守電のまま。許可がなければブレイブを動かすことができません。これは一大事です。
ハンナは許可無く、ブレイブと連絡を取ります。ソフィアを救出することは簡単ですが、そうすれば盗聴がバレる可能性がある・・・・・・思案のときです。
トップのアイディアは、ソフィア以外の裏切り者を仕立てるというものです。襲撃して奪ったバッグをウルズアの寝室に置き、襲撃犯をウルズアのせいに仕立てるのです。
パトリシアはハンナを説教します。感情的になるな!と。
盗聴は成功し、ソフィアの疑いも晴れ、ウルズアもブースに殺され、ハンナも反省しつつ、気持ちが晴れ、これで任務完了。