Mix Liberty

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文化も変われば、幽霊の姿も変わります。

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「タクシー怪談」、「幽霊タクシー」など、日本にはタクシーで幽霊は送迎したという怪談噺がありますが、果たしてその真相はどのようなものなのでしょう。

 

 

 

真夜中、人気のない場所で突然手を振ってタクシーを止める女。女を後部座席に乗せ、指定された場所-大抵は墓地、家など-に向い、運転手が振り返ると女がいない。そして、シートが水で濡れている、というおきまりのパターン。

 

海外にも似たような都市伝説はありますが、こちらはタクシーではなく、ヒッチハイク版。同じく指定された場所に行き、振り返ってみると女はいない、そして女が座っていた場所には衣服や指環などの遺留品。

 

ヒッチハイクという文化に馴染みのない日本はタクシーによる伝説が多いようですが、万国共通しているのは、髪の長い女が見知らぬ他人が運転する車に乗り、いつの間にかいなくなり、座席に遺留品(日本の場合は水)がある、ということです。

 

はげた中年男性が乗ってきて消えた、という話しは聞いたことがありません。そもそも、なぜ女性なのか? 

 

昔から幽霊のイメージは、長い髪の女性と相場は決まっています。女性の立場とは弱いものでした。女性が男性に太刀打ちできるのが、死んでから・・・・・・。これは女性が生きていく上での防衛本能から生まれた伝承なのではないでしょうか。

 

生前に女性に対して冷たく、キツく当たることで、死んでから恨んで出るぞ! という戒めのようなものなのでしょう。

 

では、なぜ髪が長いのか? これは単に髪が長い、というイメージだけで、女性であるということを特定できるからでしょう。

 

グレイ星人のイメージと同じなのではないでしょうか。スティーブン・スピルバーグ監督作品の『未知との遭遇』という映画で、世界的に宇宙人のイメージが植え付けられ、映画の公開以降、宇宙人の目撃談は、みな共通してスピルバーグ監督が描いたものと同じでした。

 

長い伝承の中で、我々生きている人間にとって、幽霊のイメージが植え付けられてしまってきたのでしょうね。

 

そして、座席に残る遺留品。海外では衣服や指環など、身に付けていた物が多いようです。これは人の念のようなものが強く感じられる物だからでしょう。対して日本では、水が残っています。

 

これは日本人が「水」に対して、畏敬の念を持っている現れではないでしょうか。日本人は太古の昔から水を崇めて生きてきました。その水は、日本人にとって命であり、神であり、時には魔物であったのです。

 

文化も変われば、幽霊の姿も変わります。この先、幽霊はどのような姿に変貌するのでしょう。それを考えるのも、怖くもあり、楽しくもあります。